禁煙支援認定薬剤師 講習会
日曜に禁煙に関する勉強会に行ってきました。
【講演内容 抜粋】
・毎月22日が「禁煙の日」→2を白鳥に見立てて「スワンスワン」の日。
・空気清浄機は、タバコの有害物質(粒子)を一部除去できるが、気体の有害物質は除去できない
・2018年 成人の喫煙率:男性27.8%、女性8.7%
・世界禁煙デーのポスターでは、タバコが肺だけでなく「心臓」も壊してしまうようなポスターとなっている。
・日本のポスターでは、受動喫煙で回りに害が出るというようなポスターとなっており、日本と世界で禁煙に対する考え方が異なるようである。
・若年者の受動喫煙で、喫煙なしの方と比べると将来的にメタボリックシンドロームになりやすくなるという報告あり。喫煙者はもっとメタボリックシンドロームになりやすくなる。(メタボリックシンドロームは、肥満だけでなく、高血圧など生活習慣病を含む)
・タバコで、子どもの成長にも影響を与えることもある。
・家の外でしかタバコを吸っていないと言われる方でも、喫煙後しばらくは呼気中にタバコの有害物質が含まれているので、受動喫煙は避けられていないのが現状である。
・25~34歳で禁煙 →10年寿命が延長
・35~44歳で禁煙 →9年寿命が延長
・45~54歳で禁煙 →6年寿命が延長
・55~64歳で禁煙 →4年寿命が延長 いつ禁煙しても、それなりに寿命が延びる
・禁煙補助薬「ニコチンパッチ」:妊婦、心血管疾患、高血圧などの方には注意。(※ニコチンパッチが危険なのではなく、喫煙によるニコチンの摂取自体が危険)
・禁煙補助薬「バレニクリン」:妊婦に対してはニコチンパッチより使いやすい。精神疾患のある方、車の運転をされる方には使いづらい。シメチジン(市販薬も含む)を服用中の方はバレニクリンの作用が強く出る可能性があり注意が必要
・喫煙中の方に、テオフィリン・カフェインなど投与する場合、効果が弱くなる可能性あり。急に禁煙すると、テオフィリン・カフェインの効果が強く出てしまう危険性があるため注意が必要。
・今話題の新型タバコ「加熱式タバコ」:一酸化炭素や有害物質が、従来の紙巻きタバコよりもカットされているようだが、有害性は変わらない。加熱式タバコだからより安全になったというわけでは決してない。→ニコチン摂取による危険性、喫煙中~喫煙後しばらくは呼気中に含まれる有害物質で受動喫煙として曝露されている。
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